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東日本大震災の際に困った首都圏オフィスの事例22
BCPって常識?
大地震発生!その時、緊急対応(数分間)
救急車を呼ぼうとしたが、電話がつながらなかった!

- けが人が出て救急車を呼ぼうとしたけど、電話がつながらない!(千代田区・団体)
- けが人が出て救急車を呼ぼうとしたけど、電話がつながらない!(千代田区・団体)
今回の大震災では、死者数が1万5千人をこえる被害になっていることは皆さんもご存知かと思いますが、東京消防庁管内でも震災時に、195名の方が救急車などにより搬送されました。避難の際に階段で転倒したり、あわてて避難しようとして足をすべらせ転倒し、けがをした方が多数発生しました。
また、仕事中に会社の書類棚が倒れたりする家具類の転倒、落下による怪我や、外へ避難した際に、外壁やブロック塀が崩れて体に当たり怪我をした方、割れたガラスを踏み、怪我をした方もいました。

対策避難は落ち着いて。電話がつながらない場合は消防署に駆けつける。
大震災のように同時に多数の場所で、多数のけが人が出るような場合、救急車を呼んだとしても、すぐには来てくれませんし、そもそも通信がダウンして、つながらないということだってあります。また、オフィス内に救急箱が置いてないという会社もありましたが、最低限の処置ができるよう応急セットは準備しておきたいですね。自分の身は自分で守る。自社の安全は自社で守る。その上で周りの人を助ける。“自助”と“共助”が大切です。
震災発生時の消防機関への通報は、緊急性の高いものを通報するようにしましょう。また電話など通じない場合は、消防署に駆けつけなければいけません。近隣・最寄の消防署がどこかを確認しておきましょう。