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相談相手の探し方
仲介会社を知っているかどうかで違う初期行動
移転担当者に指名された人がまず取る行動は何でしょう?それを調べた結果が上のグラフです。
オフィス探しは、自分で移転希望エリアを歩いて探す(2%)方ももちろんいますが、今いる事務所から遠かったり、探したいエリアが絞れていなかったり、そもそも面倒臭いなどの理由から、そういった賃貸オフィスビルを紹介してくれる仲介会社を探すのが一般的で、顔見知りの仲介会社・その時にたまたま営業に来た仲介会社など約4割の人が最初から仲介会社に声をかけています。
知っている仲介会社がない時は、まずは取引先の銀行に聞いたり、社内に仲介会社の知り合いがいないかどうか聞いてみたり、ネットで検索したりするようです。
初心者はインターネットで探すのが半数
顔見知りの仲介会社や一度でも面識があればその仲介会社に声をかけることができますが、初めての移転担当者の場合は、賃貸オフィスの仲介会社自体を知らないことがほとんどで、そういった場合に賃貸オフィス検索サイトで物件検索し、そこから仲介会社に連絡する割合が大きくなっています。
また同時にいくつかの情報ルートを併用した人(20%)のほとんどが、ウェブでの検索をからめていることから、合わせて約半数の未経験者が最初の段階でインターネットを利用していると言えます。
ちょうどいいときにきてくれた?・・・飛び込み営業がいいきっかけになることも
候補物件の収集については、最近は検索サイトに押されぎみですが、飛び込みや電話で営業されたことがきっかけとなり、そのまま事務所移転を決めちゃったという例は意外に多いようです。初期行動を見てみると、事務所移転を考え始めた頃にたまたま飛び込み営業された仲介会社に相談したという割合は全体で13%ですが、これを移転担当の未経験者に絞ると33%という高い割合になります。普段は嫌がられる傾向にある営業も、タイミングさえ合えばよいきっかけとなり得るようです。
<調査対象> 2010年以降にオフィスを移転したテナント48社
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