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契約にまつわるトラブル事例
賃貸オフィスビルにおける賃貸借契約締結時のトラブル事例【後で困らないために】
賃貸借契約書って全部読んでいますか?分かりづらい文章ですし、専門用語も多く読むだけでも大変な上、内容を理解するのはさらに苦労が伴います。「細かい文言の調整に苦労した」とおっしゃる移転担当者の方も多いのです。
でも、これをきちんと読んで理解しておかないと、後でトラブルになりやすいのです。テナントへのヒアリングでよく聞かれる、契約事項にまつわるトラブル事例をいくつか紹介します。
- ・契約面積と実際使える実効面積が違って、思ったより狭いことが後でわかった!契約する前に図面でちゃんとチェックしておくべきだった。
- ・退去時に戻ってくる敷金を、移転先の事務所の敷金にしようと思ったのに、数ヶ月も後になって返還だなんて知らなかった・・・。
- ・退去する事務所の原状回復は契約期間内に終えなくてはいけないとか、移転先の事務所は契約開始日以降にしか、入居工事が始められないことを知らなかった。
- ・立体駐車場のサイズを確認し忘れ、社長の車が入らないことが契約後に発覚した!
- ・事務所スペースに余裕があったので、知り合いの会社と一緒に入居しようとしたら、同居は禁止事項だった!
- ・フリーレント期間を長くした分、契約期間内は解約不可であることを確認していなかった!
上記はほんの一例です。会社によって何が大事な必要絶対条件なのかを最初に明快にしておけば、物件を選択する時点で確認できますが、賃貸借契約締結後に大事な条件に気づくこともあるんですよね。入居後に「失敗した!」、また忘れたころに「知らなかった!?」とならないよう、契約内容で不明なところは、事前に仲介会社を通じて納得行くまで確認・交渉をしましょう。
<調査対象> 2010年以降にオフィスを移転したテナント48社
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