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仲介会社に相談
ネットVS仲介 探し方の違い
仲介会社からの物件情報だけでは納得できない心理
事務所移転に際して、ネットを利用した人(移転担当者の約半数)にその利用方法を聞いてみたところ、半数以上が賃貸オフィス検索を利用していました。
昔だったら自分で賃貸オフィス物件を探す術がありませんでしたが、今は「仲介会社から物件資料をもらったけど、もっと他にいいオフィスビルがあるかも?」「そのオフィスビル周辺は何があるの?」「希望するエリアの賃料相場はいくらなの?」といったこともWEBで調べられるのです。
探し方の違いによるメリット・デメリット
では仲介会社にオフィスを探してもらう方法と、自ら賃貸オフィス検索サイトでオフィスを探す方法とでは、どういったメリット・デメリットがあるのでしょうか?
仲介会社に探してもらう | 自らインターネットで探す | |
---|---|---|
メリット | ・プロの目で厳選した情報をもらえる | ・一度に多くの情報が網羅できる ・匿名で情報を得られる ・いつでも情報を入手することが可能 |
デメリット | ・情報の網羅性が確認できない ・仲介営業マンとの関係性に左右される(いい担当者に巡りあえるか、親身に相談にのってもらえるか) ・情報が得られるタイミングは仲介まかせ | ・情報に対する見繕い感がない(誰も見繕ってくれない、どれを選択してよいか分からない) ・情報の正確性が分からない(情報元の信用度・更新の頻度に左右される) |
仲介会社に頼めば、正確な情報が得られるし、自分では候補に入れなかったであろう物件も提案に入って来ます。それがプロならではの部分なのですが、営業マンとの相性が悪いと、どうもピントのズレた物件ばかり提案してくる・・・ということもあり得ます。
それに対し賃貸オフィス検索サイトの場合、仲介会社の営業マンが提案に入れなかった物件も含め、多くのオフィスビル情報を手に入れ、比較することができ、時間にも左右されません。ただ、「築年数は経っているビルだが、見た目は新しい」とか「坪数は小さいけれど、レイアウトがしやすいから、意外と収容人数が多い」といったような感覚値の部分は、単純な賃料・坪数の検索ではヒットしにくいため、普段から物件をよく見ているプロに見繕ってもらわないと見逃してしまう可能性が高くなります。
<調査対象> 2010年以降にオフィスを移転したテナント48社
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