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いまどきの移転担当者の実態が分かる

移転担当者白書

移転検討〜決定

移転担当者の基本属性

移転は誰の担当分野なのか?

上から急に呼び出されたかと思ったら「この事務所を移転することにしたからよろしく!」と肩をたたかれ、「他の仕事もいっぱいあるのに、なんで私が・・・(泣)」と思っていらっしゃる方も多いと思いますが、それがこの事務所移転という業務の特徴であるともいえます。
拠点数の多い企業などでは1年を通してこの事務所移転業務に携わる専属の部署が存在することもありますが、多くの場合、事務所移転は何年かに一度のイベントのため専門の部署はないのが一般的です。そしてこういった業務は、たいてい総務部、経理部といったスタッフ部門、あるいは社長や取締役が自ら事務所を探すことが多く、他の仕事と掛け持ちしながら、時間がない中での移転となるのが普通なのです。

出所:ザイマックス不動産総合研究所

移転経験ナシは4割という実態

これをお読みのあなたは移転のご経験がおありしょうか?ここ1~2年で事務所を移転した企業にヒアリングしたところ、初めて移転を担当する方の割合は37%という結果になりました。
事務所移転は数年に一度ということで、前の移転担当者は部署を異動していることも多く、結果、知識がない、でもスケジュールは決まっているからとにかく手探りの状態で探し始めなければいけない・・・そんな状態が当たり前に起こりうるのです。

出所:ザイマックス不動産総合研究所

初心者でもなんとかなる!

移転担当の経験はないし、他の仕事もいっぱいあるし、オフィスビルのことなんて全く分からないし・・・だからと言って、嫌悪感を膨らませる必要はありません。他の会社でも多くの経験のない方が、壁にぶち当たりながらも、結局のところ無事に移転を終えているからです。確かに事務所の移転には苦労は多いものの、初心者でもスムーズな移転ができるよう専門家のサポートサービスが充実していますし、事務所移転を完了した暁には、社員や経営層から「前より良くなったね」と声をかけられることもあります。そうするとそれまでの苦労も忘れ、「もう一度移転担当やってもいいかな?」と思うくらいの方もいらっしゃるほどなのです。

<調査対象> 2010年以降にオフィスを移転したテナント48社