年に一度の災害備蓄品チェックを
してみました!

平時だと当然使うことはない災害備蓄品・・・電池切れや賞味期限切れの可能性もあるので、1年に一度はチェックしたいですね。弊社、ザイマックスグループに配備されている備蓄品を実際にチェックしてみました。

照明器具の電池はセットした状態で!?

画像各フロアに配備されているのは「防災ボックス」と呼ばれている備品ボックスです。無線機、LEDランタン、LEDライト、地震津波警報機付ラジオが入っています。
地震津波警報機付ラジオは停電しても3日間は使えるという優れもので「緊急地震速報」はもちろん「緊急警報放送(おもに津波警報)」を検出すると警報音とラジオの音声でお知らせしてくれます。

「緊急警報放送」は毎月1日に試験放送を行っているので、その放送を受信して正しく受信できているかをチェックします。ちなみに「緊急地震速報」は、全国放送のラジオ局(NHK)にセットしていると、全国各地の速報が入ってくるので、地元で起きる地震だけが知りたい場合は、地方局にセットしておく必要があります。

結構スペースがとられます・・・

倉庫もチェックしていきます。ウォーターサーバー用の水をストックしている倉庫の奥に備蓄品があります!ここには毛布、飲料水、缶入パン、クラッカー、羊羹、簡易トイレ、そして排泄物を廃棄する為のポリBOX(!)がありました。やはり廃棄する時のことも考えないといけないですよね。

備蓄品リスト:40人分
  • 画像毛布:40枚(夏冬兼用)

  • 飲料水:100リットル

  • 缶入パン:144食分(チョコ味・リンゴ味・ミックスフルーツ味)

  • クラッカー:60缶

  • 羊羹:60個

  • 簡易トイレ:200回分(1日5回の計算)

飲料水は1人当たり1日3リットルと言われていますので少し足りないのですが、ウォーターサーバー用の水も活用する想定として、保管のスペースを確保しています。

画像また、冷たい食品ばかりでは、味気ないし元気も出ないかなと思い、やかんとカセットコンロという炊事セットも用意しました。カセットコンロはアウトドア用の風が吹いても火が消えにくいタイプにしました。乾燥飯もお湯が沸かせると水で作るより短時間で食べられる状態になるので、きっと役に立つはずです!予備のガスボンベも用意して、やかんは保管スペースを取らないようにボックスにぴったり納まるようにサイズを計算しました。

通信手段がなくなってしまったら・・・!

画像地震で停電した場合や広域災害のため電話会社が通信制限をして電話が使えなくなってしまった場合を考え、各フロアと連絡がとれるように無線機も用意しました。意外と簡単で、電源を入れて指定のチャンネルに合わせるだけで使用できます。

ヘルメットや「防災ボックス」のように災害発生時すぐに必要になるものは、あえてまとめて保管せずに各個人・各フロアに配備し、緊急性が低い備蓄品類はまとめて倉庫に保管しています。
また、食品については賞味期限が切れる直前には社員に配布するので、貰って嬉しいもの、美味しいものをバラエティに富んだラインナップになるように選んでいます。水についても賞味期限切れで大量に廃棄することを避ける為、ウォーターサーバーの水と順次入れ替えしていくなどの工夫をしています。

保管スペースが必要なものだけに、備蓄すれば終わり、ではなく運用方法にも工夫が必要です。ザイマックスグループでも、本格的に運用を始めたのは東京都帰宅困難者対策条例ができてからのことで、現在もより良い運用方法を模索しているところです。
非常事態にきちんと役立てるためにも、定期的に運用方法を見直したり中長期的な計画を立てて運用することが求められているのではないでしょうか。弊社の一例ではありますが、ご参考になれば幸いです。