移転検討を始めた時点と
まったく違ったエリアを選択!
その理由とは?
- 業種
- 電気工事業Y社
- 従業員数
- 20名
- 坪数
- 55坪
背景・課題
多くの場合、移転担当となる部署は総務や経理などの管理系部署で、主業務は他にあり「移転」専任者ではないケースです。さらに、移転担当となるのが初めてのため、初動の見当がつかず、思いつくままにインターネットで探し始めることが多いようです。また、「今のオフィスと同じエリア限定」など最初から狭い範囲で探し出すケースも稀ではないようです。
経営陣の指示は「慣れ親しんだエリア」だったが・・・
電気工事業を営むY社は主要取引先が多く、慣れ親しんだ港区に長年オフィスを構えていました。ここ数年業績も好調なことや社員のモチベーションの向上、事業拡大も見据え年初に移転を決意しました。
総務部長のI氏はこれまでに移転を担当した経験がないため、何から調べれば良いのか、どこの仲介会社が良いのか、何を相談すれば良いかも分からずにいました。
そんな中、経営陣から伝えられた条件は、“円滑なコミュニケーションを考え現在(移転前)の2フロアから1フロアに”、“将来を見据えた面積の拡張ときれいなオフィス”、“予算は100万まで”、“慣れ親しんだエリアから離れない”、の4つの条件だけを告げられたのでした。担当者のI氏はこの条件を満たすべく、とりあえずインターネットで物件検索をしていました。何が最も優先順位が高いのか、どこまで妥協できるのかも明確にならないまま・・・。
当初の条件
- 2フロアから1フロアへ集約し、60坪~80坪
- 明るく、きれいなオフィス
- 予算は100万まで
- 慣れ親しんだエリアから離れない、山手線沿線で新橋~品川
6ヵ月後、Y社の総務部長I氏が選んだ物件は、当初の希望条件と違う品川区の五反田駅前でした。しかも移転は成功し大満足だったそうです。
移転後の物件
- 1フロアで70坪 【当初の条件どおり】
- 築2年の、新しくて明るくきれいなオフィス 【当初の条件どおり】
- 賃料は90万 【当初の条件どおり】
- 品川区五反田駅周辺 【当初の条件と違う!】
解決策
実は「自社にとって良い立地」を理解できていない・・・
オフィスを探し始めたI氏は経営陣からの移転条件どおり、山手線の新橋駅から品川駅あたりのオフィスエリアで探し始めたのです。ところが、そのエリアで条件に当てはまる物件は古かったり、内装はリニューアル済みだが外観は汚かったり、予算を大幅に上回ってしまう値段だったりと、なかなかよい物件が見つかりませんでした。
そんな時、インターネットで物件を検索していたら「インフォニスタ」というオフィス物件検索サイトを見つけ、早速物件の問合せをしたのです。その後、インフォニスタの担当者と面談し移転先条件とこれまでの状況を伝えました。やがてインフォニスタの営業マンから提案されたのは、当初の条件と少し違った物件でした。
- 1フロア60〜80坪 【条件どおり】
- 「ほぼ新築」で「明るい」オフィス 【条件どおり】
- 予算100万以内 【条件どおり】
- 少しエリアを変えて五反田を推奨 【条件と違う!!】
インフォニスタの営業マンはY社へのヒアリングを重ね、広さ・新しさ・予算は非常に重要性が高いことを理解しました。そして、立地へのこだわりが「慣れ親しんだ」という曖昧なものであることも。実は、Y社の取引先は山手線と都営浅草線に集中していました。また社員の通勤を考慮すると渋谷・新宿経由で通勤するパターンが多いことも明らかになりました。インフォニスタの営業マンは、これらの利便性を満たしつつ、新築でも比較的リーズナブルな五反田エリアを推奨したのでした。
結局、インフォニスタの営業マンから紹介をしてもらった物件の中から移転先を選んだI氏は次のように話してくれました。
「決め手は最初に出した条件に固執せず、弊社の状況を理解し、情報を整理してくれたことでした。よく話も聞かずにドサッっと物件資料を持ってくる営業スタイルではなく、自分たちでも気がついていなかった条件やこだわりをひきだしてくれ、提案をしてくれたことに感謝しています」
最後に「次の移転時にもあの営業マンに声をかけます」と締めてくれました。
Y社は快適なオフィスへの移転で、さらなる業績の向上が期待できそうです。
- ぎゅっと詰まったインフォニスタのノウハウ!
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当初の移転条件は4社に1社は変わる ~担当営業マンに聞く~
当初お客様が指定されていたエリアとは離れていましたが、Y社の利便性を損なわず社員のモチベーションを高められるきれいなオフィスを推奨いたしました。
もともとエリア選定は「慣れ親しんだエリア」というだけでしたので、優先順位などを考慮し経営陣に提案できると思いました。ザイマックスグループの運営実績より、入居テナントのうち25%、つまり4社に1社が、当初条件として掲げていたエリアとは違う場所を選んだという分析結果があるんです。だから私たちには、「お客様のエリアというこだわりは変化するものだ」という認識がありますね。この結果、移転先のオフィスは経営陣をはじめ社員のみなさんにも好評とのこと。営業マン冥利に尽きます。