やっぱり新宿と思わせるコラム

新宿は約300年前、甲州街道の日本橋・高井戸間、現在の新宿御苑を中心とする一帯に新しい宿場町として、内藤新宿が設けられたことから始まります。宿場町は1718年、享保の改革の頃一度廃止になるものの、その後は時代の流れに寄り添い、様々な顔を持ちながら発展してきました。現在の新宿駅の1日の利用者数は360万人を超え、ギネスブックに認定されているほどです。鉄道網の利便性の良さは言うまでも無いと思いますが、近年は地下鉄の駅も増え、それらを結ぶ通路の整備も更に進み、新宿はまるで地上と地下の2重都市構造の様相を呈しています。首都高速のインターも近く、山手通り、明治通り、甲州街道、青梅街道と一般道路も主要幹線道路に囲まれ、“全ての道は新宿に通ず”かのごとく、申し分ない利便性です。賃貸事務所を構えるにあたりアクセスのし易さで困ることは無いでしょう。
新宿駅周辺は大手百貨店が立ち並び、その販売額は年間1兆円を超え、日本でもトップクラスの商業エリアになっています。

新宿コラム一覧

新宿の多面性

日本一のビッグステーションをとり囲んで新宿の街は、4つの顔を持つ梵天様のように東西南北でそれぞれ別の個性的な表情を持っています。 新宿駅中央東口から東のエリアは、伊勢丹本店をはじめ老舗の有名店舗を残しながら、大型家電店やファッションの新しい店もある新旧が入り混じった街です。一方、寄席の末広亭や新しく出来たシネコンなど、芸能やエンターテインメントの街の顔もあります。また明治通り、大久保通りより外側は低層の住宅地が広がっていましたが、今大きな変化遂げています。この界隈に東新宿という地名はありませんが、大江戸線東新宿駅が開設されたのを皮切りに、住宅のみならず賃貸事務所も含め、このエリアは急速に再開発が進んでいます。1万人が就業可能といわれるイーストサイドスクエアは、そんな東新宿のランドマーク的な賃貸事務所ビルになっています。
住所でいう北新宿は昔ながらの住宅街ですが、大久保通りを東に進み、山手線を越えるとその様相は一変します。新大久保駅を中心に広がるコリアンタウン、歌舞伎演舞場の建設計画は中止となり町名だけが残った、日本を代表する不夜城として有名な歌舞伎町、昭和の古き良き時代に浸れるゴールデン街と、ディープな街が駅の北サイドには広がっています。このエリアは賃貸事務所というイメージはあまり無いかもしれませんが、大きな通りには賃貸事務所ビルは多く見受けられますし、コストパフォーマンスの高い物件のエリアかもしれません。
南側は、新宿御苑が広がる緑の街です。風情があり、綺麗に整備された庭園はお花見にもうってつけです。新宿駅南口のランドマーク的な高島屋新宿店の住所は、渋谷区千駄ヶ谷になっていますが、他にも住所は代々木でも、賃貸事務所のビルには新宿の名前を冠するものが多く見られます。
そして西新宿エリアには、都庁を中心とした超高層ビル群の新宿新都心が広がります。西新宿8丁目界隈の再開発、地下鉄の整備も進み、歴史のある高層賃貸事務所ビルも次々にリニューアルを終えて、充実した設備で快適な環境を提供しています。新宿中央公園も近く自然も感じられる、日本を代表するビジネス街です。西新宿のテナント入居状況はやや供給過多になりつつあり、利便性の良さ、ステータス、グレードの割りにコストパフォーマンスの良い賃貸事務所を探す価値は十分にあるでしょう。

新宿の風景