港区で未来を描きたくなるコラム

港区で活用したい多種多様なレンタルオフィス

文 : 浅見 直希

東京都港区は種々の業種・業態の企業が密集する、日本有数のビジネスエリアです。大使館が多く集まり、また立地としては官公庁の庁舎が林立する霞が関にもほど近く、そして外資系の企業が集積しているという印象があります。博報堂やTBSといった広告やテレビ、ラジオ等のマスコミ・メディア関連の企業などが多いのも、港区のひとつの特徴として上げられます。

同時に、港区は中央区や千代田区に比肩するほど、レンタルオフィス、賃貸オフィスの多いエリアとしても知られています。その中でも、山手線・東海道線・京浜東北線などが走る品川駅周辺エリアは、特に多くの注目を集めています。

その注目されるポイントは、以下の通り。

まず、東海道新幹線・山陽新幹線の発着駅であり、羽田空港へのアクセスも抜群であること。地方に本社を持つ企業の東京支店・支社の開設エリアとして、また、外国とのやりとりの多いグローバル企業に選ばれるエリアとして、品川ブランドは盤石といった感があります。

さらに、東京都が掲げる「アジアヘッドクォーター特区」に指定されているということ。「アジアヘッドクォーター特区」とは、アジア地域の企業業務統括拠点や研究開発拠点の東京への集積を目指した外国企業誘致プロジェクトのことで、こういった政策レベルで推進される新たなビシネスチャンス創造の波は、品川にオフィスを構える企業には、今後大きな追い風になっていくことが予想されます。

また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、品川駅と田町駅との間にできる山手線の新駅誕生の件も、40年ぶりの新設と大きな話題に。これらの動きにより再開発はいよいよ促され、国際都市として、品川駅周辺がさらなる利便性の向上を実現させていくであろうと期待されています。

また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、品川駅と田町駅との間にできる山手線の新駅誕生の件も、40年ぶりの新設と大きな話題に。これらの動きにより再開発はいよいよ促され、国際都市として、品川駅周辺がさらなる利便性の向上を実現させていくであろうと期待されています。

さて、今回の「港区コラム」では、そんな品川駅を擁する港区のレンタルオフィスについてお話ししていきたいと思います。

そもそも、「レンタルオフィス」と「賃貸オフィス」の違いって?

港区のレンタルオフィスをご紹介していく前に、まず、そもそも「レンタルオフィス」と「賃貸オフィス」の違いについて述べていきましょう。

【賃貸オフィスとは】
賃貸オフィスとは、自社でビル等の専用業務スペースを持たない企業・団体などが、ビルの管理会社や持ち主と賃貸契約を交わすことで借り受けるオフィス物件のことをいいます。契約に関しては、賃貸住宅のものと大きな違いはありません。敷金(家賃数ヶ月分/保証金として)が必要になりますし、退去の際には契約時の状態に戻すこと(原状回復)も求められます。解約の際には、貸しオフィス物件(ビル)のオーナーに事前にその旨を伝えなければなりません。これも、賃貸住宅と同じです。

【レンタルオフィスとは】
ワンフロアやビル一棟丸ごとといった、概して大きな規模で賃貸契約が結ばれる傾向にある賃貸オフィスですが、最近ではもっとリーズナブルな料金とコンパクトな規模で貸し借りされる、新しい賃貸オフィスのかたちが普及してきました。

それが「レンタルオフィス(サービスオフィスとも)」と呼ばれるものです。例えば、ひとつの大きなフロアをパーテーションや壁などで区切り、その各エリアを複数の企業が業務スペースとして活用。エントランスやトイレ、休憩室に給湯室といった場所は共用スペースとしてフレキシブルにシェアしていく、といった使われ方をしていきます。

通常、賃貸オフィスに入る際には、電気や電話回線、内装・設備の工事をする必要も生じてきますし、デスクやコピー機、様々な備品なども揃えなければなりません。敷金・保証金などのイニシャルコストもある程度かかってきます。しかし、このレンタルオフィスでは、すでに整えられたオフィス環境をそのまま使用することを前提に、簡単な契約を交わすだけなので、諸々の手間や手続きを省くことができ、しかも低コスト。起業間もない中小企業などを中心に、重宝されているんです。

スモールビジネス経営者を応援する
「シェアオフィス」に「バーチャルオフィス」

さて、そのように、ベンチャーなど中小企業を中心に活用されているレンタルオフィスですが、さらに創業期の企業やスモールビジネス経営者におすすめのオフィス形態があります。それが、「シェアオフィス」と「バーチャルオフィス」です。

【シェアオフィスとは】
シェアオフィスとは、シェアードオフィスとも呼ばれ、レンタルオフィスと次に説明するバーチャルオフィスのちょうど中間くらいの性格のものだと考えると良さそうです。レンタルオフィスには企業ごとの専用スペースがありますが、シェアオフィスにはそれがありません。これまではベンチャー企業や士業事務所・デザイン会社などの独立自営業者などによる利用が中心でしたが、近年では営業生産性の向上やワークライフバランスの改善を目的に、こういったシェアオフィスを利用する企業も増加中です。働き方改革を支援するオフィスの新しいカタチとして、弊社ザイマックスもシェアオフィスのサービスを開始しています。

【バーチャルオフィスとは】
バーチャルオフィスは、郵便局の私書箱に良く似た性格を持っています。名前にはオフィスとついていますが、実際には執務スペースはありません。そう、まさにバーチャル(仮想的)なオフィス、というわけです。主に、起業・開業の準備を進めている起業家や個人事業主などが、営業所や副業の拠点としての住所を借りるために活用することが多いようです。このバーチャルオフィスを利用すれば、格安の月額使用料で丸の内や銀座、虎ノ門、青山、六本木、赤坂など、ビジネス街としての良いブランドイメージやネームバリューのある住所を名刺に記すことができるのですから、メリットは少なからず認められると思います。

「ああ、港区の六本木ですか。素晴らしい場所にオフィスをお持ちですね」などと、取引先の信頼を深めることにもつなげられるかもしれません。もちろん、バーチャルオフィスでも、郵便物はしっかりと受け取ってもらえます。

しかし、先にも述べた通り、ワークスペースはないので来社対応はできず、郵便物も引き取りに足を運ばなければなりません。コストは非常に低く抑えることができますが、利便性はやや落ちるというのが実際のところです(中には、バーチャルオフィスでも、電話秘書代行やレセプショニスト対応のサービスがつけられるところもあります)。また、法人登記可とされていても、バーチャルオフィスでは登記後の口座開設が難しいという問題点もあるので、注意が必要です。

【コワーキングスペースとは】
レンタルオフィスやシェアオフィスでは間仕切りでフロアを分割し企業ごとのプライベート空間を確保しますが、コワーキングスペースでは実務を行う場所(個室ではなくオープンスペース)を複数企業や個人でシェアします。特に、個人事業主などのノマドワーカーに親和性の高いサービス形態です。

進化形のマンスリーオフィス
「ZXY Monthly(旧XYMAXプロジェクトオフィス)」登場

以上、さまざまなワークスペースのかたちをご紹介してきましたが、ザイマックスでは、プロジェクト推進などに関わる特定期間だけの利用に特化した、新時代の“レンタルプロジェクトルーム”を2017年4月よりオープンさせています(JR品川駅・港南口徒歩4分「スターゼン品川ビル」4階)。

インターネットも入居後すぐに利用可能で、セキュリティスペース(個別実務スペース)ごとに独立したインターネット通信環境を整備。さらに、入退室者のログ管理設備を完備するなど、従来のスペースサービスでは難しかった高いレベルでのセキュリティの確保を実現させています。

無料の共用会議室で打ち合わせることもできますし、リクライニングチェアがある仮眠室(リフレッシュスペース)もご用意しています。デスクやホワイトボード、ゴミ箱などの基本的なファシリティだけでなく、オプションとして複合機やプロジェクター、空気清浄機なども手配可能です。

プロジェクトメンバーが期間限定で集う専用のセカンドオフイスとして、最短1ヶ月間から1ヶ月単位で利用できるホスピタリティの高いプロジェクトルーム。詳しくは、「ZXY Monthly(旧XYMAXプロジェクトオフィス)」をご覧ください。

港区のおすすめレンタルオフィスをご紹介

それでは、実際に港区にあるレンタルオフィス物件を簡単にご紹介していきましょう。

【リージャス品川イーストワンタワー、他】
港区品川の中心に位置する「品川グランコモンズ」。その入り口に立つ「品川イーストワンタワーセンター」4階のリージャスグループのサービスオフィスは、テレフォン・アンサリング(電話対応)やバーチャルオフィスのプランはもちろん、種々のニーズに応えるべく万全のサービス体制を整えています。レンタルオフィス、貸会議室(コミュニティミーティングルーム)など様々なワークスペース・ソリューションを世界100各国で展開している有数のプロバイダー・リージャスグループならではのサービスは、やはり魅力的。高層階には「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」もあり、会議や商談などで遠方からのお客様を迎える際などには非常に重宝します。

港区にあるリージャスグループのレンタルオフィスには、他にも「リージャス汐留ビルディング(海岸/汐留)」、「リージャス麻布グリーンテラス(南麻布)」「リージャス六本木ヒルズ」「リージャス青山プラースカナダ(赤坂)」「リージャス赤坂アークヒルズ」「リージャス神谷町MTビル(虎ノ門)」「リージャス新橋センター」があります。

【ビジネスエアポート品川(東急不動産)】
「太陽生命品川ビル」28階にある「ビジネスエアポート品川」の特長は、何と言ってもその高級感です。この会員制サテライトオフィスの自慢は、ホテルライクで快適なラウンジ。空港ラウンジのラグジュアリー感をイメージして設置された高級家具(ハーマンミラー社製)や専属フロントスタッフの上質なサービスは、きっとあなたを満足させてくれることでしょう。フリーアドレスゾーンのシェアワークプレイスには、無線LANや無料ドリンクサービス、ライブラリー等が完備されており、シャワーブースまで用意されています。

【エキスパートオフィス品川(EXPERT OFFICEシリーズ)】
港南1丁目、JR品川駅港南口より徒歩1分という駅前の好立地に位置する「アレア品川」(延床面積約70㎡)。駅から屋根付きのペデストリアンデッキを通って雨の日でも濡れずにアプローチできる、このNTTデータ所有のインテリジェントビル13階でサービスを展開しているのが、「エキスパートオフィス品川」です。受付ラウンジにはコンシェルジュスタッフが常駐。法人登記可能で、電話回線の引き込みもできます。ジャパニーズモダンの内装で、ハイクオリティ・コストパフォーマンスに優れたこのレンタルオフィスは、周辺のサービスオフィスも含め、ぜひとも内覧し、検討したいオフィスのひとつです。また、ビル内に、コンビニエンスストアやカフェ、飲食店などが併設されているのも嬉しいところです。

【シナガワサーフィス】
品川駅高輪口すぐというホテルエリアの一角に居を構える「シナガワサーフィス」。窓からは公園やホテルの庭園の緑が眺められ、夜には東京タワーの夜景も楽しむことができます。1人用オフィスも用意されており、急な雨が降った時には、レセプション(受付)で無料の傘貸し出しサービスを受けることができます。ささやかながら、こういった心づくしも、利用したくなるポイントのひとつです。

【サーブコープ品川インターシティ】
ビジネスハブである品川駅の駅前という好立地が、やはり一番の強み。曲線美が美しいガラス張りの外観を持つランドマーク「品川インターシティA棟」内にあり、アクセス利便性や圧倒的なグレード感には、文句の付けようがありません。今後のリニア中央新幹線の起点となる品川駅のポテンシャルを考えると、この付近に住所を持つ意義が一層感じられることでしょう。

【オープンオフィス溜池山王、他】
全国でレンタルオフィスを運営する「オープンオフィス株式会社」(regusグループ)のおすすめレンタルオフィス物件も、港区には数多くあります。例えば、溜池山王駅から徒歩2分という絶好のロケーションにあるレンタルオフィス「オープンオフィス溜池山王」。虎ノ門という日本屈指のビジネス街や、官庁街・霞ヶ関からも徒歩圏内にあり、そのダークブラウンの外観は港区のビジネス街に相応しい高級感を醸しています。

その他には、ハイセンスな「オープンオフィス南青山」、起業家の心をつかむ「オープンオフィス乃木坂」、開放感溢れる「オープンオフィス青山246」、ハイグレードな「オープンオフィス青山セントラル」、グローバルな舞台で戦える「オープンオフィス赤坂ビジネスプレイス」など、港区という土地柄、上品さを全面に出しながらも、中にはSOHOオフィス(※)のようにポップなレンタルオフィスも取り揃えています。こういった、自社事業のカラーにあったオフィスを探せる選択肢の広さも、大きな魅力のひとつと言えますね。
※「SOHOオフィス」とは、初期費用をリーズナブルに収めたい、SOHO(原義は「Small Office Home Office」=転じて、ITを活用して、小さなワークスペースや自宅などでビジネスを展開している事業者のこと)ワーカーをメインターゲットにしたレンタルオフィスのことです。

【ビュレックス虎ノ門】
虎ノ門ヒルズからも徒歩で通えるこの洗練されたレンタルオフィスは、最小で5坪から利用可能です。港区虎ノ門という注目エリアにあって、少数精鋭でビジネスを展開するベンチャーや中小企業のニーズをトータルにサポート。大理石で設えられたエントランスは、上昇を希求するビジネスマインドを心地好く刺激してくれることでしょう。

また、このビュレックスシリーズには「ビュレックス・ラボ(BUREX LaBo)」や「ビュレックス・ファイブ(BUREX FIVE)」などがあります。前者は機能性とデザイン性を追求し、ラボ(研究室)のように創造性を刺激する空間であることを、後者は“五感を潤しながら働く”という発想で“癒し”を考慮したオフィス設計をコンセプトに、それぞれサービスの提供が行われています。

多彩な業種の企業・個人が多様な事業をダイナミックに展開している港区。この刺激的なビジネスフィールドの中で、オフィスを手に入れ事業を展開させたいとお考えでしたら、賃貸オフィス、レンタルオフィス、シェアオフィス、そしてバーチャルオフィスと、その中からどういったかたちを採用すべきか、じっくり考えてみるとよいと思います。港区の豊かなオフィス環境には、事業者たちの様々なニーズを受け止め得る、大きな素地があるはずですから。

文 : 浅見 直希

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