新橋・汐留に憧れるコラム

鉄道発祥の地!港区新橋の交通利便性

文 : 釜井 知典

鉄道発祥の地として知られる、港区新橋。都心部へのアクセスはもちろん、出張にも便利な土地柄から、多くの企業が貸事務所を構えています。飲食店の豊富な「サラリーマンの聖地」としての顔も併せ持っており、仕事帰りに足を運ぶ人も少なくありません。

1872年、日本初の鉄道が開業した「新橋」

1872年、新橋・横浜間に日本で初めて鉄道が開業した新橋は、東京駅完成までの間、東京の起点駅として活躍しました。1889年に東海道本線が開通した際も東京のターミナル駅として利用され、今でも多くのオフィスワーカーが行き交います。

そんな歴史ある新橋は、今でも都心部へのアクセスが良いことから貸事務所の需要が絶えないエリア。新橋駅・内幸町駅・大門駅・虎ノ門駅・日比谷駅など複数路線が利用でき、新橋駅から東京駅へは約4分、羽田空港へ約20分と各地へスムーズにアクセス可能です。

1995年11月にゆりかもめ(東京臨海新交通臨海線)が開通して以降は、お台場・国際展示場・有明などのエリアへの移動も容易となり、東京湾大華火祭やモーターショーといったビッグイベントが開かれる際には、新橋駅に長蛇の列ができることもあります。

さらに、2020年の東京オリンピック開催決定後からは、新橋・虎ノ門など港区の再開発が活発となり、街としての魅力もひとしお。そんな魅力あふれる新橋の貸事務所を、いくつかご紹介します。

最大843坪超!「汐留シティセンター」

汐留シティセンターは、港区東新橋に位置する2003年竣工の貸事務所。官公庁による開発が進められた汐留シオサイトの「玄関口」ともいえる物件で、波のように湾曲したブルーの外観も印象的です。

1フロア最大843坪と都内でも有数の大規模な貸事務所で、ランチや夜景を楽しめる店舗も揃っています。各種クリニックやカルチャー施設も入居しているため、仕事帰りに通院したり教養を高めたりすることも可能。都営大江戸線汐留駅、ゆりかもめ新橋駅から徒歩1分、都営浅草線新橋駅徒歩2分といったアクセス利便性も魅力的です。首都高速道路の新橋・汐留出入口も300メートル圏内のため、車の利用も容易でしょう。

基準階の天井高は2,750mm、OAフロア100mmとなっており、グリッドシステム天井も兼ね備えたレイアウトの自由度が高い貸事務所です。窓の外には東京タワーや銀座・東京駅方面も見渡すことができ、開放感も感じられます。停電時の電源確保や安全対策などもきちんと取られているため、BCP対策を重視する企業にもぴったりの物件です。

「イタリア街」に位置するMOMENTO SHIODOME(モメント汐留)

再開発によりイタリアの建物をモチーフとしたビルが多く建てられた、港区東新橋の「イタリア街」。「サラリーマンの聖地」と呼ばれる新橋のイメージとは異なるエリアで、歩いているだけで外国へ訪れたような気分が満喫できます。

MOMENT SHIODOMEは、そんなイタリア街にある貸事務所で、新橋駅まで徒歩6分、汐留駅まで徒歩3分ほどの利便性の良い場所に所在しています。

最大450坪、天井高3,000mmの開放的なフロアは無柱構造で、レイアウト効率も高め。店舗・貸事務所・住居の3構成で作られた複合型ビルで、利用者のさまざまなニーズを満たしてくれます。また、電動ブラインドや個別空調などにも対応しており、快適なビジネスライフのサポートも行ってくれる物件です。

船をイメージして作られた「DLXビルディング」

2016年竣工した「DLXビルディングは、西新橋一丁目計画により建設された貸事務所で、虎ノ門駅・内幸町駅・新橋駅・霞が関駅の4駅が利用可能。東京メトロ(丸の内線・銀座線・日比谷線・千代田線)やJR山手線など計11路線が利用できる、アクセス利便性が大変魅力的です。

船をイメージして作られた丸みを帯びたデザインが特徴的で、エントランスホールの床には大理石が使用されており、優雅な雰囲気が漂います。

基準階面積は約110坪、天井高2,800mmとなっており、床荷重は最大800kg/㎡まで対応。個別空調やOAフロア、免震構造などにも対応したハイグレードオフィスで、貸事務所の利用者も快適に過ごせます。LED照明やLow-Eペアガラスなど省エネ対策も取られており、コストダウンも図ることが可能です。

主な用途は貸事務所ですが、人通りの多い外堀通り側の低層部は店舗として使用。緑化や太陽光パネルの設置など、環境に配した設計も魅力といえます。

ライフワークバランスを重視した「御成門PR-EX」

ライフワークバランスの取れた働き方を重視して設計された、御成門PR-EX。「人と時代に応えるワークプレイス」として、「Relax・response・relation」をテーマに作られました。

御成門駅(都営地下鉄三田線)から徒歩3分、大門駅(都営地下鉄大江戸線・浅草線)徒歩9分という立地条件も魅力といえ、新橋駅・神谷駅・浜松町駅などへも徒歩11~13分ほどでアクセスできます。リムジンバスも利用可能なため、羽田・成田へのアクセスも良く、外資系企業にもぴったりの貸事務所です。

屋上には緑あふれるリフレッシュスペースが用意されており、開放感を感じながらゆったりとくつろぐことが可能。木目調やレンガ調などアースカラーを中心としたぬくもりのあるエントランスも特徴的で、来客も穏やかに過ごすことができます。

基準階面積は約127坪となっており、個別空調やグリッドシステム天井に対応しているため、ミーティングスペースを設けたりコミュニケーションを取りやすいようオープンにしたりなど多彩なレイアウトが検討できます。テナント専用の貸し会議室も用意されているため、セミナーやプレゼンテーションなど外部から人を招く際にも快適な環境を整えることができるでしょう。

3つのSが特徴の「日比谷ビルディング」

日比谷ビルディングは「Smart(知性)」「Strategy(戦略)」「Sustainability(持続可能性)」の“3つのS”を掲げた貸事務所。アジアヘッドクォーター特区の対象事業に認定されているビルで、グローバル企業が進出しやすい環境が整っています。

その理由のひとつが、BCP対策。中間免震構造で設計されたビルで、非常用の自家発電装置や防災用備蓄倉庫なども設置されています。エントランスとオフィスラウンジは港区の帰宅困難者を一時受け入れることが可能であるなど、災害時の対策も取られています。

また、ビジネスを支える快適な環境も魅力といえ、内幸町駅(都営三田線)からは徒歩1分、新橋駅(JR山手線・東海道線・横須賀線・東京メトロ銀座線・都営浅草線・ゆりかもめ)から徒歩6分。このほか、日比谷駅や霞が関駅からは東京メトロ日比谷線・千代田線・丸の内線・都営三田線なども利用可能です。

無柱構造のグリッドシステム天井が取り入れられたフレキシブルな造りで、ニーズに合わせたレイアウトが実現できます。1フロア約218坪の貸事務所には、19ゾーンの個別空調や100mmのOAフロアなどが備わっており、快適なビジネス環境が整えられるのも特徴です。

共用部は働く人も訪れた人も気軽に利用できる設計が取り入れられ、リフレッシュコーナーやパウダーコーナー、オフィスラウンジなども充実。少し足を延ばせば皇居や日比谷公園などがあり、オフィス街ながらも緑に恵まれた環境が魅力的です。

都心から海外まで!アクセス便利な新橋

複数の駅が利用可能な新橋は、どこに貸事務所を構えてもアクセス利便性が良く、移転にもおすすめのエリア。2019年運航開始予定のBRT(高速バス輸送システム)が開始されれば、交通網もさらに充実するでしょう。

近年行われている再開発により外資系企業も注目しているエリアですので、海外進出を目指す方も新橋を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

文 : 釜井 知典

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